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2022.04.13

墓じまい 300年続いたお墓を改葬

墓じまい 「子供に負担かけたくない」 60代ご夫婦のケース

 お墓を解体して更地にする「墓じまい」。遠方で訪れるのが難しかったり、後継ぎがおらず継承できなかったりする理由から近年増加傾向にあります。4月上旬、岡山県内でその様子を見学する機会があり、足を運んできました。

□300年前のお墓

 墓じまいを希望されたのは岡山県外在住の60代ご夫婦。かつて庄屋だったこともあり広々とした実家敷地のうち約100坪を墓地に充てていました。お墓は300年ほど前からあったといい、約20基。墓石には江戸時代の元号「享保」の文字も見られ、時の流れを感じます。ご主人によると遠方で管理が難しいことで10年ほど前から墓じまいを考えており、「自分たちの子供に負担をかけたくない、問題を先送りしてはいけない」と、このタイミングで行うことにしたそうです。 墓じまい 300年続いたお墓を改葬

□7人で3時間作業

7人で3時間作業  作業は9時すぎから7人で実施しました。墓地への進入路が狭い中、ぎりぎり入ることのできた重機で1基ずつ解体。重いもので100㌔を超えるという石約20個を複数の作業員で何とか軽トラックに運び入れます。骨壺なども取り出し、最後は落ち葉をかき集めるなど掃除をして、更地に。約3時間で終了しました。

□懸案なくなり満足

 ご夫婦は「長年の懸案が片付き満足です」と話されていました。今後、新たにお墓を作る予定はなく、自宅の仏壇で供養に努めるそうです。 懸案なくなり満足

《メモ》

厚生労働省の衛生行政報告例によると、墓じまいに当たる「改葬」の全国の件数は2020年度11万7772件で、10年前に比べ4万5千件以上増加しています。改葬には市町村長の許可が必要です。

文責・平野 執筆者一覧:https://liberal-marketing.com/writer-introduction


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