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2022.07.12

木々が成長する夏場が到来!枝葉の〝越境〟に注意しましょう!!

 木々がぐっと成長する夏場がやってきました。緑豊かになる姿に勢いを感じる時季でもありますが、枝葉が伸びすぎていることに気付かず敷地から飛び出していると危険。通行人の邪魔になり、接触してけがを負わせることがあります。信号機やカーブミラーを隠している場合は交通事故を誘発するケースも。飛び出しているのを放置していていいことは一つもありません。

■迅速に対応

 今にもお墓に覆いかぶさろうとしている木、うっそうと茂った草をばっさりと処分―。今春、弊社加盟業者が、岡山県内の墓地に隣接した敷地(約250坪)の所有者から依頼を受け、びっしりと生えていた草木を、重機や草刈り機などを駆使して取り除きました。所有者が「木が倒れてお墓を壊してしまうといけない」と考えたことが撤去の理由。迅速に決断したことでそうした心配もなくなり、見た目もスッキリとしました。

■強制的に除去

 放っておくと状況が悪化の一途をたどり行政が強制的に除去する「行政代執行」に行きつく場合もあります。「道路に越境する危ない枝葉を行政代執行で除去」(国土交通省関東地方整備局、道路行政セミナー2021年3月号掲載)の事例によると、問題となったのは神社の境内から国道と市道に向けて伸びた枝葉。頭上から枝が落ちたり、はみ出た枝や垂れ下がった枝葉が歩行者に接触したりして、通行人がけがをするなど周辺で被害が発生していました。神社側が「ご神木だから剪定できない」などと除去を拒んだことで、最終的に国と市が一日掛かりで取り除きました。基本的に行政代執行の費用は所有者負担。自分で好きに業者を選んで処分するより割高になることも考えられます。

■注意喚起

 行政はホームページで飛び出している木々の伐採を呼び掛けています。鳥取県倉吉市は「道路上に張り出している樹木の伐採について(お願い)」と題し、適切な管理が行われず歩行者や通行車両などに事故が発生すると「樹木の所有者の責任を問われることがあります」と啓発。埼玉県は「道路上に張り出している樹木のせん定・伐採について(沿道地権者のみなさまへのお願い)」とのタイトルで、「道路での事故防止・安全確保のため、道路沿いの所有地における樹木の管理にご協力をお願いいたします」としています。

■早めの確認を

 ご自宅なら木々の状況を確認することはたやすいですが、久しく訪れていない空き家の実家、田畑などでは思った以上に伸びて敷地外に飛び出していることがあるかもしれません。事が起こる前の早めの確認、対応が肝要です。
(写真はイメージ)
木のイメージ画像

文責・平野 執筆者一覧:https://liberal-marketing.com/writer-introduction

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